【食材】「賞味期限」の「消費期限」はいつまで?

   2015/01/29

コンビニ弁当
「賞味期限」の「消費期限」について考えてみよう、という話である。 私たちが購入する食品は、食品衛生法により、「消費期限」と「賞味期限」が設定されている。品質が急速に劣化しやすい食品(概ね5日以内)では、変質など品質の劣化に伴う衛生上の危害が発生する恐れがないと認められる期限を「消費期限」として表示。また、品質の劣化が緩やかな食品では、品質が十分に保たれていると認められる期限を「賞味期限」と表示するようになっている。

具体的に、どのようなものが「消費期限」、または「賞味期限」にあたるのか。

関係企業に伺ったところ、弁当やデザート、パンなどは「消費期限」を採用しているという。

消費期限となると、「日」どころか、「調理を行ってから2時間以内」(ほっかほか亭)と、時刻単位で「絶対厳守」すべき期限を区切ってくる。

「私どもの期限表示は、製造日から5日以内の製品に『消費期限』、6日以上の製品に『賞味期限』と表示」(Pasco)と、同じパンでも商品によって分けている所もあった。

一方、賞味期限は、「カップラーメンや缶詰、おかし、常温で保存できる魚肉ソーセージなどに記載している」(セブンイレブン)という。賞味期限を1~2日過ぎたからといってすぐに悪くなるものではないが、それを過ぎると徐々に味は落ちていくという。

では、安全性はどうか。つまり、賞味期限をどのくらい過ぎてもその食品は食べられるのだろうか。

「製造日から6日期限のものと数ヶ月期限のものでは明らかに劣化速度に差が有り、保管状況による影響も受けるので一概に何日なら過ぎても良いとはいえない」(木村屋総本店)というのはもっともな話だ。

そこで、賞味期限の設定の仕方を伺った。

乳製品会社の森永乳業では、「賞味期限を設定する場合、1.5倍の日数でテストをしている」としている。つまり、2週間の賞味期限を設定している商品の場合、3週間問題がないことを確認しているそうである。「ただし、保存状態がよい環境でのテストのため、家庭では1.1?1.2倍程度の日数オーバーで考えておけばよい」という。

それで計算してみると、たとえば牛乳なら、ESL製法(貯蔵期間延長処理)を施していないものは賞味期限が8日として1~2日過ぎたぐらいまではOK。

ESL製法を施したものなら、賞味期限が14~15日として2~3日大丈夫ということになる。

同様に、ヨーグルトなら2~3日、要冷蔵で70日間の賞味期限のロングライフプリンなら2~3週間、1年半(18ヶ月)の賞味期限がある粉ミルク(スキムミルク、クリープなど)なら1ヶ月は過ぎても、捨てずに摂取できそうである。

日本即席食品工業協会でも、即席麺の多くは製造後5~6ヶ月の表示が行われているが、実際には8~10ヶ月間保存しても食べられるというテスト結果を得ているという。

もちろん、「よりおいしく召し上がっていただくためには、なるべく期間内にお召し上がりになるようお勧め致します」とのことだ。

いろいろな企業に聞いた私の結論。乳製品に限らず、「賞味期限1.1~1.2倍程度の日数オーバー」で見ておくのが無難ではないだろうか。

ただし、誤解して欲しくないのは、理論上大丈夫であっても、それを企業が保証してくれるわけではないということだ。

企業が保証するのは、あくまでも「賞味期限」の日付までである。

期限後の商品を摂取したことによる不測の事態については、すべて自己責任である。その点は絶対に間違えないで欲しい。

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  • 出版社/メーカー: 宝島社
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