【妊娠】ヘアカラーやパーマは妊娠中でも大丈夫?

   2015/01/29

妊娠
妊娠について、今回はヘアカラーやパーマは妊娠中でも大丈夫? という話である。ここのところ、産婦人科不足がマスコミで話題になっている。検査薬などで妊娠を確認できたら、すぐに病院に行き、分娩の予約をとるべし。そうでないと分娩難民になってしまうという。そこでこの問題をスケプティクスの立場から考える。

病院ぐらい、安心してかかれるようにならないものだろうか。そうでなくとも、妊娠中の生活はデリケートにならざるを得ないようにできている。悪阻など肉体的なことだけでなく、生活が制約されることによるストレスもある。

たとえば、薬はいけないと思うと、風邪を引いても我慢しなければならないと考える。いきおい、風邪自体をひけないと思うから外出なども慎重になりそれがストレスになる。

銀目鯛やマグロを週2回までといわれれば、魚を食卓にのせることもためらってしまう。

魚がダメなら肉を食べればと思うが、最近の産婦人科は妊婦が太ることを戒めている。自分だけ別メニューというのもなかなかできない。

そんな「迷いごと」の一つとして、「妊娠中のヘアカラーやパーマの可否」もしばしば取り沙汰される。人によっては妊娠可能な年齢で白髪が出ることもあるし、パーマをあてておきたいこともある。

ところが、そのときに使う液剤を、メーカーは妊婦に対して禁じている。

しかし、胎児に良くないというのなら、そもそもヒトに対して良くないものではないか。だから、いけないというのなら、何がどうしていけないのかを確認してみようと考えた。

まず、「『生理時、妊娠中または妊娠している可能性のある方』はヘアカラーしないで下さい」としている大手ヘアカラーメーカーのH社広報室に、その理由を尋ねた。

「お腹の赤ちゃんへの影響ではなく、生理時や妊娠中は皮膚が過敏になっているからです。かぶれを起こしやすいと思われるときには避けていただいた方が無難、ということです」

化粧品会社のS社も同様の回答を行っている。

「妊娠中や生理中はホルモンバランスが変化しているため、お肌が敏感になっています。かぶれなどの皮膚トラブルを起こしやすいため、ご使用は避けていただくようお願いしています。そうでない人の普通の状態には、何ら問題ありません」

医学的にはどうだろうか。地元の産婦人科医に尋ねた。

「胎児に影響がないとはっきり言い切れるデータはありませんが、特に問題はないと言われています。色素そのものではなく、色素を溶かしている有機溶媒の、シンナーのようなにおいが気分を悪くするといわれます。しかし、それは一時的なものでしょう。血液を通してお腹の中の胎児にまでにおいの物質が到達するとは考えにくいですね」

メーカー、医療現場とも、「問題なし」という回答だった。医学的根拠となるデータがないのは、一抹の不安が残らないでもないが、大手のメーカーは自社研究所をもっているのだから、そうした試験も行っていただきたいものである。

妊娠の諸問題については、倖田來未の「羊水腐る」発言を引きながら、『健康情報・本当の話』(楽工社)に詳しく書かれている。

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