レーシックの問題点、視力回復は?安全性は?

   2015/02/07

レーシック大丈夫かな
レーシックが流行している。筆者はツカサネット新聞経由でYahoo!ニュースにレーシックを懐疑的に書いたところ、次々反論のコメントが付いた。要するに、レーシックの視力回復の確実性や安全性をいぶかるのはけしからんという意見である。どちらか正しいかはいずれはっきりするだろうが、ここでは改めてレーシックについて書いておきたい。

『健康情報・本当の話』(楽工社)で、水道橋博士の書籍に書かれているレーシック手術について取り上げた。 具体的には、博士の体験は古い術式であり、かつ問題点もきちんと書かずに、イケイケドンドンであることにスケプティクスな立場から批判的に書いた。

その「問題点」のひとつが「日刊ゲンダイ」(2008年8月7日付)に出ていたので、引用しよう。

白内障の治療のすべて教えます
スーパー眼科医
赤星隆幸
レーシックを受けているのですが手術は可能?
レーシックは角膜の屈折率を矯正して視力回復を図る手術です。実は、レーシックをされた眼に白内障手術を行うことは、そうでない方に比べると、やや苦労をともないます。
白内障手術では眼内レンズを移植しますが、この眼内レンズの度数は、その人の眼に応じて調整していきます。ところがレーシックをされた方の場合、角膜の屈折率が矯正されているため、通常の眼内レンズの調整法ではうまくいきません。
では、どうするか? レーシックを受ける前のデータをもとに、特殊な計算法を用いて、眼内レンズの度数を決めていくのです。
これからレーシックを検討されている方は、後々白内障手術を受ける可能性も考慮して、現段階の視力の記録を残しておくべきです。また、すでにレーシックを受けられている方で白内障手術を考えている方は、レーシックを受けた眼科医に、レーシック施術前のデータを確認しておきましょう。
問題は、海外でレーシックを受けられた方や、過去のデータを手に入れられない方です。白内障手術の経験を積んだ眼科医でしたら、もとの屈折状態が分からなくても、ある程度適切な度数の眼内レンズを選ぶことができます。しかし、誤差によって生じた屈折異常は眼鏡やコンタクトで補う必要があります。もし大きく度数がズレた場合には、1週間以内に正しい度数の眼内レンズに入れ替える手術を行います。

Yahoo!ニュースにかぎらず、レーシックのことを批判的に書くと、Web掲示板では経験者が猛烈に反発する。

自分の経験を批判されてさぞ悔しいのだろうが、事実を知らせることを妨害することは許されない。

彼ら曰く、「『問題点』は施術前に医師から聞かされるから問題ない」。

そうだろうか。もちろん、病院側が事前に「問題点」を説明するのは当然だ。が、それだけで十分なのか、ということだ。

あらかじめいろいろな情報を自らの実情と価値観で総合的に判断し、受けるか受けないか決める。これが当たり前の経過だ。ネガティブなことは何も知らないまま「受ける」ことを前提に病院に行き、そこで「問題点」を聞かされるのではいささか判断がかわってくる。

いったん「受ける」と決めると、余程のことがない限り自分で自分を翻意させるのは難しくなる。それが、後悔につながるかも知れない。

これはレーシックに限らない。訪問販売はクーリングオフできて、窓口での購入ができないのもそうした「判断力」が考慮されているからだ。

別にレーシックはけしからん。抹殺しろといっているわけではない。あらゆる情報をフェアに公開すべきというだけの話だ。健康食品ではないが、ムキになる人間は業者であることを勘ぐってしまう。

追記

この記事を書いた後、レーシックがトラブル続きである。

Yahoo!ニュースで筆者を誹謗した人たちの今の意見を聞きたいものである。

健康情報・本当の話

健康情報・本当の話

  • 作者: 草野 直樹
  • 出版社/メーカー: 楽工社
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本

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