今後の10年間を生きる可能性が最も高い人

   2015/02/28

中肉中背
今後の10年間を生きる可能性が最も高い人、という報道があった。『毎日新聞』(2009年1月30日12時10分配信)が配信している、「<長生き>禁煙・節酒に「太め」 メタボ健診に疑問…厚労省」という記事のことである。私たちは普段当たり前に暮らしていると、「生きている」ということをしみじみ考える機会はそうはないから、「生きる可能性」などという言葉が出てくるとドキッとする。

スポンサーリンク↓

現在、とくに持病がない人でも、ちょっと気になる書き方である。

とにかく、『毎日新聞』(2009年1月30日12時10分配信)を引用しよう。

 がんや心筋梗塞(こうそく)などの循環器疾患を起こさないで今後の10年間を生きる可能性が最も高いのは、「禁煙、月1~3回の飲酒、BMI(体格指数)25~27」の人であることが、厚生労働省研究班による約9万6000人の調査結果に基づく推計で判明した。禁煙や節酒の取り組みは生存率を向上させるが、BMIだけ下げても変化はなかった。

スポンサーリンク↓

 主任研究者の津金昌一郎・国立がんセンターがん予防・検診研究センター予防研究部長は「がん、循環器疾患を減らすには、肥満対策より、まず禁煙、節酒を推進することが重要。国民全体の健康対策として取り組む場合、肥満中心の手法は適切ではない可能性がある」と、肥満改善を重視する現在の特定健診(メタボ健診)に疑問を投げかけた。米医学誌電子版に発表した。

 調査は、全国8県に住む40?69歳の約9万6000人が対象。生活習慣に関するアンケートをし、約10年追跡した。

 調査対象年齢の人が、10年間にがんか循環器疾患を起こすか、死亡する可能性が最も高いのは、男性が「1日40本以上喫煙、週に日本酒2合相当以上の飲酒、BMI30以上」、女性が「喫煙、同1合相当以上の飲酒、BMI30以上」だった。

 たとえば50~54歳の男性で、最も不健康な条件の人が10年間にがんを発症する割合は、健康な条件の人の2.8倍、循環器疾患は4.8倍に達した。がん、循環器疾患にならないで生存している割合は81%にとどまった。

 一方、BMI30以上の人が同25~27に下げても、平均的な生活習慣の男性の生存率とほとんど変わらなかった。ところが、禁煙や節酒の取り組みを組み合わせると、大幅に向上した。【永山悦子】


メタボ健診に疑問があることや、痩せていることが長生きにはならないことなどは、これまでにもいわれてきたが、それを改めて確認する調査となった。

よく「中庸がいい」といわれるが、では具体的にそれはどのくらいの数字なのか。その場合、まず特定の数字ありきではなく、今まで言われてきた適度な運動や適切なカロリー摂取、禁煙・節酒などを続けた結果の数字が、その人にとってのベストであり「中庸」ではないのだろうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。