【雑学】佐藤錦とアメリカンチェリーの違い

   2015/03/23

さくらんぼ

佐藤錦とアメリカンチェリー。どちらもさくらんぼとしてはお馴染みである。初夏の果物といえば、やはりサクランボだろう。今年も各店で予約受付が開始された。最近はネットによる予約も行われるようになったので便利になった。

サクランボの品種は、見た目、食味、大きさなどにより、他のものと明らかに異なることが確認できた際には、別品種として登録される。

スーパーや青果店に流通している主な品種は、主だった所だけでも佐藤錦、紅秀峰、紅さやか、ナポレオン、月山錦、高砂、南陽など、多彩だ。中でも、佐藤錦といえば日本一とまでいわれるほどの代表的なブランドである。

食材の流通事業を行うデイビースコット社が教えてくれた。

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「佐藤錦というのは、いくつかの品種の中でも味の評価が高い『黄玉』と、酸味が特徴の『ナポレオン』を掛け合わせたものなんです。ジューシーで甘酸のバランスがとても良く、それが日本一と呼ばれる理由です。風味は品種によって、酸味が強いもの、甘みに特著のあるものなどそれぞれ特徴があります。また種類によって日持ちの良いもの、そうではないものがあります」

昨年の佐藤錦は糖度が25度近くあり、近年まれに見るおいしさだったそうだが、「甘みが強いと日持ちが悪くなるのが欠点」という。

果物の甘さは食す者の気持ちを豊かにしてくれるが、商品としては扱いが難しくなるわけだ。生産者・販売者としては痛し痒しだろう。

サクランボの栄養成分は、「糖分として主成分のブドウ糖・果糖などで組成され、一方酸味については、リンゴ酸やクエン酸等の有機酸で組成されます」(全日空商事astyleお客様サービス係)とのこと。品種による成分の違いはそれほど決定的な差があるわけではないという。

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さくらんぼの有名な産地には、山形・山梨・長野・青森等がある。盆地もしくは山脈などの影響で、寒暖の差が激しい地域であることが共通している。「くだもの全般に言えることですが、寒暖の差が大きいほど甘く美味しいくだものが栽培出来ると言われております」(山形・今田農園)

一方、輸入物として、やや黒ずんだ紫色で、それらよりも一回り大きいアメリカンチェリーというのがある。一部では、輸入食品ゆえの安全性が取り沙汰される向きもあるが、大ぶりで太陽光を目一杯受けたと思われる重みのある輝きは、思わず口に放り込んでみたい欲望にかられる根強いファンが少なくないようだ。

栄養成分やおいしさなどで、国産ものと違いはあるのだろうか。
「アメリカンチェリーは、色が黒く甘いのが特徴です。日本のサクランボより日持ちは若干良いのですが、いずれにしても、早く食べる方が良いですね」(デイビースコット)

体感として、糖度が国産の方が高いのではないか、という声もあった。

では、私たち消費者はそれらをどう棲み分けたらいいのか。「それぞれのお好みに応じて召し上がるのが一番」(各社)と前置きしつつ、ひとつのヒントとしてこう教えてくれた。

「アメリカンチェリーは、パイやケーキの材料としてアメリカでは利用されています。日本産は生食が一番でしょう」(デイビースコット)

「主観ですが、アメリカンチェリー自体が甘みがはっきりしていますので、赤ワインに合う料理と愛称がいいと思います。赤ワインベースの肉料理、ハンバーグ、ビーフシチューなどにいいのではないでしょうか」(全日空商事astyleお客様サービス係)

「デザートで使用なさるのでしたらムースやジャムのように煮て、焼菓子に使用してもよろしいかと思います」(松元青果商店)

いろいろ伺って、今まで以上に、サクランボを美味しく有意義に食べられそうな気がしてきた。各社のみなさん、どうもありがとう!

◆全日空商事
http://www.astyle.jp/
◆デイビースコット
http://www.davy-scott.co.jp/index.html
◆山形・今田農園
http://www.konta-nouen.com/
◆松元青果商店
http://www.kanema.jp/

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