バイオラバー業者薬事法違反か?推奨した医師の責任は?

   2015/04/30

バイオラバー
バイオラバーをご存知だろうか。大阪のゴム素材メーカー・山本化学工業が製造するバイオラバーの販売業者に対して、「販売行為は薬事法に違反する恐れがある」と「朝日新聞」(2009年10月20日付)に指摘されている。薬事法違反という話である。

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朝日新聞が調べたところ、「がん治療効果がある」などと説明して販売していたのは東京に本社のある健康用品販売会社。

同社は東京のほか大阪、京都などに店舗があり、ホームページに定期的にバイオラバーに関する「説明会」の案内を掲載していた。バイオラバー自体を紹介するページもあったが、現在は削除されている。

説明会では、同販売会社の担当者らが「バイオラバーは遠赤外線を出し、がんを抑制する効果がある」などと説明し、バイオラバーを使ったマットやベストなどの商品を販売していたという。

自称インテリ健康オタク・水道橋博士の本は、わざわざ博士が山本化学工業まで訪ねていって社長をインタビュー。事実上のペイドパブ記事を堂々と掲載していた。

バイオラバーというのは、ベスト型やハンカチ型、毛布型などのゴム素材。同書によると、それは、身につけたりこすったりすることで、がんだけでなく電磁波被害も予防できると断言していた。

宇宙服のように全身を覆うわけでもあるまいし、何で電磁波を遮断できるのだ。

そもそも電磁波だって、リスクは懸念されているが、はっきりとしたことはわかっていない。

筆者は科学主義者ではないから、予防原則は尊重する立場だ。

が、どのくらいのリスクがあるかわからないものに、これまたどのくらい防げるかわからないものを以て、「予防」などという了見は信用しようがない。

だから筆者は、このゴム素材について、「いつの日か行けるかもしれない惑星の土地を売りつけられるような怪しさ感を拭えない」とこの本に書いてやった。

健康情報・本当の話

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健康情報・本当の話

  • 作者: 草野 直樹
  • 出版社/メーカー: 楽工社
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本


こういう場合、業者だけでなく、博士の本にも責任があるのではないか。

そして、この件が刑事的な問題として発展するのなら、もっと深刻な問題を指摘せざるを得ない。

「がん患者のあきらめない診察室」というサイトで、がんの医療相談を行っている某医師が、このバイオラバーを推奨し、35万円のベスト型を27万円で勧めていた事実がある。

この医師は、ネットで化学療法のアドバイスをすることで、一部のがん患者には知られている医師だ。

だが、筆者は、気持ちに余裕のないがん患者がネット診療に依存することに対して、懐疑的な立場である。

それについては、改めてきちんと書くつもりだが、いずれにしても、この医師はバイオラバーを推奨した事実に対して、弁明なり自己批判なりをすべきであると思う。

それについては知らぬ顔の半兵衛を決め込んで、一方で偉そうに標準治療をこきおろすのは、エビデンスのない民間療法を支えるナンチャッテ博士と結局は同じ立場なのである。

……と、書いたところで、下記に「医師」を装うコメントあり。

それについての筆者の考えは、次の記事に書いた。

バイオラバー事件、「医師のコメント」を読んでやってください

コメント

がん患者のあきらめない診察室より :

記事を拝見しました。この問題についての私の見解は当然あります。ですのであなたと直接の面談かメールでのやり取りを希望します。勿論あなたが私から逃げなければの話ですが。
今まで私と見解を異なる方について私は必ず討論を申し込みますが殆どの方が敵前逃亡されています。あなたは私の討論の申し出を受ける勇気がありますか?
場所と時間はそちらがご指定ください。あなたが不安ならそちらは立会人を付けてもかまいませんしテープレコーダーで討論を録音されても構いません。そちらが有利すぎて怖いですか?
私は自分の考えを述べるのに逃げるつもりもなければ隠れるつもりもありません。私から逃げる人はごまんといますが。
正々堂々討論を受けることを強く希望します。それができなければ他人のことをよくも知らず批判をしないことですね。
それでは1週間以内の返事をお願いします。

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