インフルエンザ対策矛盾だらけのパンフ

   2015/05/01

インフルエンザ対策

インフルエンザ対策の季節である。妊婦と授乳中の母親に向けた、新型インフルエンザ対策のパンフレットが厚生労働省のサイトに公開されたと報道されたので、ちょっと目を通してみた。

パンフレットの作成には、妊婦や出産・母乳育児関連グループのメンバーも参加したということなので、当事者ならではの視点が盛り込まれているのかと思ったのだが、特に目新しいことが書いてあるわけではない。

インフルエンザ対策として

・手洗い、うがいの習慣化
・人混みを避ける
・ワクチンの接種
・抗インフルエンザ薬の服用(かかったら)

をあげており、これまでさんざん言われてきたことと同じだ。

まあ、よりわかりやすく、具体的な提案が盛り込まれている点がちょっと違うかなという印象である。

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たとえば、授乳中の母親がインフルエンザにかかってしまったら、次の3つの条件をクリアしてから授乳したほうがよいとしている。

1.抗インフルエンザ薬を2日間以上服用している
2.熱が下がって平熱となっている
3.せきや鼻水がほとんどない

つまり、インフルエンザの症状がほとんどなくなってからにしましょう、ということ。
当たり前といえば当たり前だ。

ではインフルエンザ真っ最中の場合はどうすればいいのか。

「やむを得ず直接授乳する場合は、シャワーを浴びて清潔な服に着替え、マスクを着用するなどして、できるだけ感染の危険が低い状態で授乳」するように、だそうだ。

しかし、そのケースを真面目に想像すると非現実的である。

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高熱でフラフラしているときにシャワー?
しかも授乳なんて一日に何回もあるわけで、そのたびにシャワーするのだろうか?
それでは治るものも治らなくなってしまいそうだ。

さらに、「新型インフルエンザのワクチンは重症化を予防します」と言い切ったり(ここにエビデンスはない)、授乳中の抗インフルエンザ薬の服用について、製薬会社の説明書には授乳を避けると記載されているのに、欧米では授乳の継続は可能と書かれていたり、ちょっとお粗末すぎるのではないだろうか。

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