来年の流行健康食品は「梅」か

   2015/05/01

梅

梅は医者いらずなどと言われることがある。強力な抗菌力と成分のクエン酸で、食欲増進や疲労回復、口臭などにいいといわれている。もっとも、医者要らずの食材はほかにもたくさんあるが、病院は存在するから、食材は万能ではない訳だが、それはともかくとして、来年の流行健康食品は「梅」か、という話である。

梅の健康効果が報道されているので、まずはその引用から。

梅の効能「胃がん予防と血糖値上昇抑制」 和歌山で研究

梅には、胃がんの原因となる細菌ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の活動を抑える物質と血糖値が急激に上がるのを防ぐ別の物質が含まれていることがわかったと、日本一の梅産地・和歌山県みなべ町などが、16日発表した。同町は二つの物質について特許を取得した。和歌山県立医科大、近畿大、和歌山高専などと共同で2001年から研究を進めていた。

県立医科大の宇都宮洋才(ひろとし)講師らによると、梅に含まれているポリフェノールの一種「シリンガレシノール」に、ピロリ菌の活動を抑制する働きのあることが実験で確認された。

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もう一つの物質は、糖を分解する酵素の働きを抑え、腸からの吸収を遅らせ、食後に血糖値が急に上がるのを防ぐ効果があるという。「α―グルコシダーゼ阻害剤」と名付けた。

商品化の見通しは今のところ立っていないが、町は特産の梅干しの消費拡大につながると期待している。(吉岡英児)(アサヒコム2009年12月16日23時2分)


「梅」にそのような効果があるからといって、「梅干し」にもそのままの成分と作用は期待できるのだろうか。

そもそも食品・食材に「抗がん作用」のある成分が含まれることは珍しいことではないが、それがイコール「がんに効く」ことにならないから苦労している。

健康食品業界では、「シリンガレシノール」や「α―グルコシダーゼ阻害剤」を含むとされるサプリメントを開発して販売したり、既存のサプリメントにそれらが含まれていればそれを積極的に宣伝するだろう。

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もう一つ気をつけるべきは、作用があれば副作用(健康被害)も気をつけなければならないということだ。

ただ、有意に副作用(健康被害)が出るというデータがあれば、それは売り物にならないから市場に出ないし、もし出たら叩かれるだろう。ということは別の言い方をすれば、健康食品でそもそも画期的に効くものなどは期待できないということである。

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