がん治療新素材、抗がん剤否定派は恩恵にあずかれないね

   2015/02/11

がん治療新素材

がん治療新素材が話題になっています。要するに局所温熱療法(ハイパーサーミア)の簡易版といった趣です。がん治療としてはあまりにも「簡易」なので、それ単独でがん治療が完結するものてはないと思いますが、三大療法のような侵襲性がないので、医療現場で採用されたときはそれらと併用してぜひ試したいものです。

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どういうものかというと、がんの患部に貼り付けて、熱を与えてがん細胞を攻撃するというものです。

報道を引用してみましょう。

貼り付ける新素材…熱と薬で、がんダブル攻撃
読売新聞 6月15日(土)13時40分配信

 がんの患部に貼り付け、熱と抗がん剤のダブル攻撃で治療できる可能性のある素材を開発したと、物質・材料研究機構(茨城県つくば市)が14日、材料科学の専門誌電子版に発表した。

 体の組織は、温度が高くなると血流を増やして放熱する。がん組織の血管はその機能が不十分で、正常組織より熱に弱い。加熱しながら抗がん剤などを使うと、効果が高まるとされる。

 荏原充宏・同機構主任研究員らは、温度が上がると縮む性質のある高分子に、磁場をかけると温度が上がる物質と抗がん剤を加えて化学反応させ、繊維状に加工した。この繊維に磁場をかけると発熱し、収縮して抗がん剤が外へしみ出す。

 培養した皮膚がんの細胞の上にこの繊維を置き、磁場を2回(各5分間)かけて45度まで熱したところ、がん細胞は5日後に27%まで減少した。抗がん剤だけを加えた時は40%までしか減らず、何もしないと2・4倍に増殖した。

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 研究チームは、皮膚がんのほか、食道など様々な臓器の粘膜に発生する「扁平(へんぺい)上皮がん」の治療に応用できると期待している。
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最終更新:6月15日(土)13時40分


要するに、ハイパーサーミアと同じで、これ単独で解決するのではなくて、何らかの治療と組み合わせるものですね。

記事には、抗がん剤でがんを小さくしてからこの療法を行うといいと書かれていますが、最近の「がんもどき」に心酔している人は、抗がん剤を否定しているはずですから、そうなるとその療法の恩恵にはあずかれないわけですね。

お気の毒に?(笑)

だからね、ここで改めて言いたいのは、オール・オア・ナッシングは信用するなという事です。

抗がん剤。たしかに毒です。しかし、伊達や酔狂で医療現場で使われているわけではありません。

がん治療に絶対がないから、ひとつの手段として使われているのです。

ところが、がんで死んだ家族がいると、遺族は病院の治療そのものを否定したくなる。

そんなとき、抗がん剤って格好のターゲットなんですよね。

がんで死ぬ前に抗がん剤で死ぬ、なんてことを額面通り受け止めて、抗がん剤を真犯人にしたがるわけですが、でもそこで抗がん剤を含めた治療をしなければ、その人はがんで死んでいたわけです。

延命したり、もしかしたら助かったりする可能性があるから治療するわけで、結果としてうまくいかないからといって、抗がん剤を否定する理屈はおかしいですよ。

治療には、侵襲性が多かれ少なかれつきものです。

それがないものは効果もない。とくにがん治療というのはそんなに生易しいものではないでしょう。

この記事の通りに、扁平上皮がんに対して、抗がん剤との組み合わせで奏功するのなら、もし自分が適応ある状態なら受けるでしょうね。

抗がん剤否定派は、他人の価値観に襲い掛かる必要はありませんから、こんなニュースはスルーして、座して死を待ちましょう(笑)

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