抗がん剤の吸収力を高めるのはコーラという疫学調査

   2016/10/01

cora
抗がん剤。臓器癌の限局や初期以外の「がん」になった人なら、具体的な使用剤は違えどお世話になるものである。副作用が厳しいだけに、なおさら使った分は少しでも効果をもってほしいと思うものだ。それに一役買うのがコーラというスケプティクス(懐疑的)な話である。

「Journal of Clinical Oncology」オンライン版(2月8日)に、『タルセバ』(一般名、エルロチニブ)という肺がんの約80%を占める非小細胞肺がんの抗がん剤が、コーラと一緒に使うことで吸収力を高めたという報告が話題になった。

オランダの、エラスムス大学医療センター付属がん研究所の研究者らによって発表されたものてある。

コーラと言えば、むしろ体に悪いと言われてきたものである。

それが、よりによってがん治療に貢献という光を当てられているのだ。

スケプティクス(懐疑的)な立場から関心を持つべきことではないか。

具体的に見ていこう。

服用する抗がん剤は、pHが高くなると吸収率が大きく低下し、pHが低くなる(酸性になる)と上昇するといわれている。

pHは、低いと酸性で、高いとアルカリ性である。

要するに、アルカリな胃では、抗がん剤は抗酸化の働きで中和されてしまうというわけだ。

『タルセバ』(一般名、エルロチニブ)を服用する患者の多くは、抗癌剤副作用である胸やけ防止薬として、胃をアルカリ性にするプロトンポンプ阻害剤も併用しているため、胃のpHが高くなる問題があった。

では、それを解消するためにはどうしたらいいのか。

そこで登場するのがコーラである。

結論から述べると、『タルセバ』(一般名、エルロチニブ)をコーラで服用した場合、水で飲んだ場合よりも平均39%吸収率が上昇していたのである。

コーラが胃のpHを最も効率よく下げたため

具体的な話は、『日刊ゲンダイ』(2016年9月29日付)にまとめられている。

gendai20160929

試験は、非小細胞肺がん患者28人が 『タルセバ』(一般名、エルロチニブ)を約230mlの水で薬を飲むグループと、同量のコカ・コーラ・クラシックで飲むグループにわけ7日間継続。 コーラ250ccと同時に7日間服用。

その後両グループで水とコーラを取り換え、さらに7日間観察している。

希望者にはプロトンポンプ阻害剤を提供したが、それでも水で飲んだ場合に比べ9%吸収率が上昇していたという。

その一方で、別の炭酸飲料と比較したところ、コーラほどの効き目がなかったという。

要するに、コーラが胃のpHを最も効率よく下げたためである。

この報告をもと記事にしたWeb掲示板では、

個人的な話だけど、脂っこい食い物を食った後、コーラを飲んでるんだよ
なんつーか、胃もたれみたいのが軽減する感じがするから
気のせいかもしれないけどさ

といった意見も出ている。

もっとも、

最近コーラが売れていないので分け分からん話を作ったのか?

というスケプティクス(懐疑的)な意見も出ているが。

まあ、物は試しで、主治医が禁じなければ、『タルセバ』(一般名、エルロチニブ)にかぎらず服用抗がん剤をコーラで飲んみるのもいいかもしれない。

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  • 作者: 永井 孝尚
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
  • 発売日: 2011/11/28
  • メディア: 単行本

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