健康な人でも貧血になってしまうかもしれないスポーツとは?

 

健康 貧血 スポーツ
健康には自信がある人が、突然貧血になる。しかも、その原因が、健康のために行っているスポーツだとしたら? そのような記事が、『日刊ゲンダイ』(2016年3月18日付)に掲載されている。スケプティクス(懐疑的)な話だが、実はそうめずらしいことではなさそうなのだ。

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こんな調査がある。

過去1年間(平成22年10月20日~23年10月19日)に何らかのスポーツ活動を行った人は、何と約7200万人(7184.3万人)もいるという。

そして、10歳以上の総人口に占める割合は63.0%だそうである。(総務省『平成23年社会生活基本調査(生活行動に関する結果)』より)

では、その中でどの競技が多いかというと、「ウォーキング・軽い体操」が最も多いという(417万2000人)。

今回の趣旨では、「軽い体操」はともかく、「ウォーキング」は要注意である。

『日刊ゲンダイ』(2016年3月18日付)には、「ホウレンソウ好きでも避けられない 健康な人がかかる貧血」という見出しの記事が掲載されている。

ホウレンソウ好きでも貧血

書き出しは、「しっかり寝て食べて運動し、ストレスも感じていないのに体がだるい。そんな人は貧血を疑った方がいいかもしれない」というのだ。

貧血の種類とスポーツとの関係

同紙には、風邪症状が風邪薬でいったん収まったのに、その後、体に力が入らず、めまいがして息切れするようになったので医師の診断を受けると、貧血だったという例が書かれている。

貧血には

・鉄欠乏性貧血
・再生不良性貧血
・出血性貧血
・悪性貧血
・溶血性貧血

などがある。

鉄欠乏性貧血とは鉄不足が原因で起こる貧血。

文字通り、鉄分が不足する場合にも起こるが、これは血液の病というよりも、胃や腸など消化管の出血の場合が多い。

がんや悪性リンパ腫で、腫瘍が粘膜にできるため、粘膜を突き破ること自体の出血や、消化物が通ることによる出血などが考えられる。

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再生不良性貧血とは、血液中の白血球(とくに好中球)、赤血球、血小板のすべてが減少する。

この状態を汎血球減少症と呼ぶ。

再生不良性貧血は、本来血液を作る骨髄組織が多くの場合脂肪に置き換わって血球が作られていないことが主な原因と言われる。貧血症状、感染による発熱、出血などが起こる。

出血性貧血は、文字通り体内から失血で血液が少なくなる状態を言う。

悪性貧血は、名前は絶望的だが、以前は原因が不明で治療法がなかったためそういわれただけで、今はビタミンB12が欠乏して起こる貧血とはっきりしている。

そして、最後の溶血性貧血というのは、赤血球が破壊されることによって起こる貧血である。

溶血性貧血は、先天的な場合とともに、3割は後天的な場合があり、それがスポーツを行った時というのだ。

「赤血球の大部分はヘモグロビンでできていて、その多くは鉄分で構成されています。スポーツで体内の鉄分が汗として体外に出ると、血液中の赤血球の数が減り、鉄欠乏性貧血が起こります。このため、スポーツ選手は鉄分の補給が重要です。ところが、鉄分補給では治らない貧血がある。それが溶血性貧血です。マラソンやサッカー、バレー、バスケットボール、剣道など足の裏に衝撃がかかるスポーツをしている人がかかります。赤血球が足の裏の衝撃などで変化して、壊れやすくなって起こるのです」(同紙で弘邦医院の林雅之院長)

解決には、スポーツを休むといいそうだが、せっかく健康のためと思って始めたスポーツが、溶解性貧血の原因になってしまうのだとしたら皮肉な話である。

なお、一部には酢の摂りすぎが溶解性貧血になるともいわれている。

酢は血液をさらさらにするが、それはすなわち、赤血球を壊してしまうからだそうだ。

まあ、それ以前に酢の摂りすぎは、胃や食道の粘膜を痛めたり、お腹を下したりする可能性があるので気をつけたい。

健康情報・本当の話

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  • 作者: 草野 直樹
  • 出版社/メーカー: 楽工社
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本

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