コンビニメニュー(中食)、商品選択4つのポイント

   2015/11/27

たらこ
コンビニメニューで、いわゆる中食と言われるものがある。お弁当やおにぎり、パスタといった食事メニューである。コンビニ各社でオリジナルメニューを競っているが、味もさることながら、安全性はどうなのか、その点について4つのジャンルから、『日刊ゲンダイ』(2015年10月23日)が記事にしている。

食品添加物については、消費者、もしくは専門家の間でも評価が分かれる。

ADI(一日許容摂取量)をクリアしていれば大丈夫、という意見と、ADIの数値自体に懐疑的であったり、特定の動物実験を重大視して、食品添加物自体を全否定したりする立場だ。

もちろん、食品添加物は、ないにこしたことはないが、「無農薬」が必ずしも良いとは限らないように、添加物フリーなら絶対安全というわけではない。

ただ、多くの添加物が、本来必要のない、色味や風味などのために用いられているのも確かである。

できるなら、余計な食品添加物は避けたいところである。

また、コンビニ食の場合、過剰な脂質、そしてその一方で人体に害があり得る酸化防止などの心配もある。

消費者の価値観によってもかわるかもしれないが、『日刊ゲンダイ』がどう報じているのか、ということを今回見ていこう。

おにぎり

コンビニ食で、もっともお世話になる機会が多いのは、「おにぎり」ではないだろうか。

お茶とセットで購入し、公園のベンチに腰掛けて簡単に食べることができる。

お弁当では、好き嫌い、美味しいまずいがあるが、おにぎりなら当たり外れも少ない。

では、その安全度はどうなのだろうか。同紙ではこう書かれている。

「店によっては、シンプルな塩むすびでさえ、添加物が使われている中、セブンの「銀しゃりむすび塩むすび」は添加物フリーだ。安全性で選ぶならこれがベストだが、具がほしいときは?
「ダメなのは明太子やたらこです。これらには、発がん性が疑われる亜硝酸ナトリウムが添加されるケースが少なくないのです。選ぶなら、サケか梅がいい。ウマ味を増して保存性を高めるグリシンなどが添加されていますが、動物では問題があっても、人間でははとんど害がなく、セーフです」

セブンイレブンの「銀しゃりむすび塩むすび」。覚えておこう。

ちなみに、コメの産地がネットで話題になることがあるが、コメはだいたい複数の産地のブレンドであり、昨今の消費者が心配している放射能汚染は、精白米は食材の中でももっとも汚染度が少ないものとされている。

パスタ

おにぎりの明太子やたらこは、亜硝酸ナトリウムが添加されているので「ダメ」と書かれているが、では同じ材料を使っているパスタはどうだろうか。

「同じ理由で、明太子やたらこのパスタはダメ。
「亜硝酸ナトリウムは、ソーセージやベーコンなどにも含まれています。これらを使うナポリタンやカルボナーラは避けるのが無難。セーフは、ミートソースです。4種類あるカラメル色素が使われているケースがありますが、IとIIならそれほど間題ありません」

つまり、パスタだから全部ダメというのではないわけだ。

ダメなものは自己責任として、とりあえずここでは、「セーフは、ミートソース」ということを覚えておこう。

弁当

これはもう、確認する前から添加物のオンパレードであることが予想できる。

安い値段で何種類もおかずを入れているのだから、その確率は高くなるだろう。

特定の名前を出して恐縮だが、筆者はセブン-イレブンのおにぎりは好きでよく買うのだが、逆にお弁当はなぜか以前から口に合わなくて購入していない。

「添加物のオンパレードで、揚げ物や炒め物が多いため、油が酸化した過酸化脂質がたっぷり。コレを取り過ぎると、動物実験で死亡するケースもあるというから、吟味が大切。
「ローソンの『新潟コシヒカリ紅鮭弁当』は、添加物が9種類と少なく、揚げ物も少ないので、過酸化脂質を摂取するリスクが少なくセーフです」
 のり弁にも、フライが多く含まれるので避けるのが無難。作り置きの弁当はチョイスが難しいので、目先を変えてレトルトのPB総菜と米を選ぶといいという。
「セブンの『北海道男爵いものポテトサラダ』は無添加マヨネーズで、ローソンの『国産じゃがいもの肉じゃが』は毒性の強いものが避けてあります。ファミマの『親子井』に含まれるリン酸塩は腎臓結石のリスクがあるものの、取り過ぎなければ問題はなく、セーフ。これらにライスを組み合わせるといいでしょう」
 ファミマの「ごはん」は添加物フリーだ。

具体的な名前が出ているが、要するにファミリーマートがセーフということか。

ファミリーマートは、原材料について公式サイトでこう記している。

食品添加物を段階的に削減
ファミリーマートは、2002年3月以降、「食品添加物総量の削減」を進めてきました。品質の確保とおいしさの持続を両立させながら、段階的に食品添加物の削減を進め、2005年1月より、右記の中食商品において、合成着色料、保存料、甘味料の使用を中止しました。

「右記の中食商品」とは、惣菜、サラダ、調理パン、調理麺、スナック麺、おむすび、寿司、弁当を指す。

甘味

これも、確認するまでもなく、いろいろ添加物が使われていることは想像できる。

甘いものは添加物が多く、取捨選択が大事。そんな中、ローソンの「プレミアムロールケーキ」やセブンの「北海道産小豆使用のどら焼」などは膨張剤が気になるが、ぼかの添加物は比較的安全でセーフだという。オススメは「甘栗むいちゃいました」(クラシェフーズ)、「こだわり極プリン」(栄屋乳業)、「あずきバー」(井村屋)の3つ。すべて添加物フリーなのだ。
「甘栗は中国産ですが、日本の有機JAS認証制度にもとづいた栽培と加工なので、農薬や添加物は使っていないはず。プリンはふんわりと滑らかで、本格的な仕上がりです」

付記

同紙には書かれていないが、記事で扱ったものはコンビニの商品。では、コンビニ商品以外は安全かといえば、そんなことはない。

街のお弁当屋さんや、スーパーの惣菜、洋菓子・和菓子店のスイーツ関係だって添加物は入っている。

細かい違いはあるかもしれないが、基本的に同じ名称の商品なら似たような添加物が使われていると考えてよいだろう。

つまり、コンビニ商品が危険かどうか、ということではなく、流通している中食や甘味のうち、コンビニで販売しているものをサンプルにした、という解釈をした方がいいかもしれない。

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  • 出版社/メーカー: 日本図書センター
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