セカンドオピニオンで覚えておきたい2つのポイントとは……

 

sekandoopinion
セカンドオピニオン。現在の医師(主治医)以外の医師に求める第2の意見のことを指す。がん治療では昨今、それが重要キーワードとして取り沙汰されている。今日は、そのセカンドオピニオンについてスケプティクス(懐疑的)に考えてみる。『日刊ゲンダイ』(2016年7月2日付)の連載『Dr.中川のみんなで越えるがんの壁』では、そのセカンドオピニオンについて、2つのポイントを挙げている。

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セカンドオピニオンは、医師お任せ医療ではなく、自分も治療の決定に関わる医療に変わってきたという社会背景がある。

ただし、それと似た言葉に、ドクターショッピングというものもあり、こちらは注意が必要だ。

ショッピングという言葉で想像がつくが、主婦がよりあちこちのスーパーマーケットを回るように、患者があちこちの医療機関を訪ね歩くことをドクターショッピングと言う。

その場合、多くは「ないものねだり」であり、不毛なことが多いので、セカンドオピニオンとは似て非なるものなのである。

さて、『日刊ゲンダイ』(2016年7月2日付)の連載『Dr.中川のみんなで越えるがんの壁』では、中川恵一医師が、セカンドオピニオンについて、覚えておきたい2つのポイントについて述べている。

『日刊ゲンダイ』(2016年7月2日付)の連載『Dr.中川のみんなで越えるがんの壁』

まず、中川恵一医師は、「がんとうまく向き合っている」例として、ボクシングの元WBA世界ミドル級王者、竹原慎二を例に挙げている。

竹原慎二は、1日10回もの頻尿やその際の痛み、熱さなどから不安になり受診。

しかし、最初は膀胱炎、2度目は前立腺肥大と誤診された。

それでも納得いかなかったので、さらに別の病院で調べたところ、ステージ3の浸潤性勝胱がんと診断されたという。

本人が希望する「免疫療法」を受けられず、たかったのに、医師に否定され、「お先、真っ脚になった」と言います。心情を察した家族や周りの勧めもあり、中川恵一医師の病院に転院。

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抗がん剤治療と手術でがんを克服・経過観察中となり、ブログで闘病日記をスタートしたという。

闘病中、同じがん愚者の闘病記を読み漁り、「経験者の情報は何よりもありがたく、僕自身も自分の治産法の選択にも大いに役立った」というのがその理由と書かれている。

この例から、中川恵一医師は、2つのことを述べている。

放射線医の意見と3ヶ月以内がポイント

ひとつは、医療機関は縦割りのため、膀胱がんは泌尿器科、肺がんは呼吸器科、冒がんや大腸がんは消化器科で最初に診断されると、セカンドオピニオンを行っても、結局同じ治療法しか出てこないという。

では、どうすればいいのか。

中川恵一医師は、「セカンドオピニオンは、放射線科医に求めるのが正解」と述べている。

なぜなら、放射線科医は、すべてのがん治療に関わっているからである。

がん治療先進国アメリカでは、外科医→放射線科医→腫瘍内科医の順に相談するのがセオリーとも書かれている。

「米国では、すべてのがん治療のうち6割が放射線ですが、日本はわずか3割。放射線で済むのに手術が行われているケースが少なくありません」と中川恵一医師は、がん治療の現状を指摘している。

そして、もうひとつのポイントは、セカンドオピニオンを行う時期である。

ズバリ、「最初の診断から3カ月以内に受けるのが大切」と述べている。

これは何となく想像がつく。

なぜなら、がんは進行するから、状態も変わるし治療も遅れてしまいかねないからである。

そして、いったん治療が始まってしまうと変更は難しいから、セカンドオピニオンは治療前に行わなければならない。

さすれば、時間的なことは当然重要になるわけだ。

いずれにしても、セカンドオピニオンというと、主治医以外の別の医師に意見を聞くというところから、ためらいのある人もいるかもしれない。

が、後悔のない治療を行うためには、セカンドオピニオンは当然のことだという意識が必要である。

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