医師や科学者の「トンデモ」は「良いトンデモ」と思いこむ「カルト否定派」の論理

医師や科学者の「トンデモ」は「良いトンデモ」と思いこむ「カルト否定派」の論理というタイトルはいささか刺激的すぎたか。いきなり結論から述べるが、医師や科学者であろうが健康食品業者であろうが、間違いは間違いである。間違いにいいも悪いもない。

いずみの会の「驚異の生存率」は本当なのか?

いずみの会の生存率が驚異であるかのように宣伝する『論より証拠のガン克服術』(中山武著、草思社)という書籍について以前触れた。がん患者やその家族とすれば、気になるテーマである。いったいどんなことが行われているのか、自分もあやかりたいと考えて当然だろう。しかし、その数字が合理的な根拠も実態もなかったら?

今後の10年間を生きる可能性が最も高い人

今後の10年間を生きる可能性が最も高い人、という報道があった。『毎日新聞』(2009年1月30日12時10分配信)が配信している、「<長生き>禁煙・節酒に「太め」 メタボ健診に疑問...厚労省」という記事のことである。私たちは普段当たり前に暮らしていると、「生きている」ということをしみじみ考える機会はそうはないから、「生きる可能性」などという言葉が出てくるとドキッとする。

何をもって「低」カロリーか

低カロリーという言葉がある。昔は栄養を摂ることが健康につながるとされたが、飽食時代の現代では、高カロリーが病気につながるとされているのだ。しかし、では何カロリー以上とるとどのような病気になるのか。それが明らかになったわけではない。少なくとも、何をもって「低」カロリーかが明らかでないと、健康情報としては好ましくないのではないだろうか。

フォーリーブス・青山孝史死去

フォーリーブスといえば、一世を風靡した4人組。中でも青山孝史は、永田英二に代わって中途加入であるにもかかわらず、高音を担当した歌唱力でグループを牽引した。が、その青山孝史が つい先日、肝がんであることを公表。28日に肝臓がんのため都内の病院で亡くなった。57歳だった。

発展途上にある現代の疫学調査

疫学調査は現代においてもまだまだ発展途上にある、というのが今回の話である。何をエラソーにと思われるかもしれないが、発表される疫学調査には、突っ込みどころがあるのだから仕方ない。変と思ったことを変だと述べるのは言論の自由である。もとより、スケプティクスな立場を貫くなら、それを躊躇してはならないのだ。

「抗ガン作用」と「ガンに効く」を混同するITmediaニュース

「抗ガン作用」がある、というニュースや健康情報をしばしば見かける。食べ物の何々という成分には抗がん作用がある、というやつだ。しかし、かりにそれが事実であっても、だから、それを摂取すればがんが治るかといえば、そんな単純なものではない。そこを間違えている不見識なニュースを見つけてしまった。

「いずみの会」の「驚異の生存率」を調べる

「いずみの会」という担がん者の会がある。スキルス胃がんから生還したという中山武氏が主催している。中山武氏は、そのいずみの会の会員の生存率が高いと宣伝している。そのことを数字付きで表明しているのが『論より証拠のガン克服術』(草思社)という書籍だ。今回はこの書籍について述べてみたい。

フコイダン飲料はがん治療に貢献できるか?

フコイダン飲料が一部のがん患者や家族の間で話題になっている。従来のキノコ系「抗がん健康商品」は、腸管免疫を刺激してがんを治すというふれこみであるが、フコイダンはがん細胞をアポトーシスさせるという異なる仕組みのため、その目新しさもあって注目を集めているわけだ。さて、フコイダン飲料はがん治療に貢献できるのだろうか。