食品添加物の是々非々

食品添加物について、いかがお考えだろうか。たぶん、気にする人はする、気にしない人はしない、といったところか。是々非々は価値観の問題もあるだろうから押し付けることはできないが、すくなくとも言えることは、事実に基づいて気にする(しない)という姿勢はもっていたいものである。

医療相談掲示板で見た「迷惑書き込み」から

医療相談掲示板というのがネットにはある。Webの相談掲示板には、病院や診療所の現役医師が開設したものもある。治療方針に悩む患者家族の一助になれば、という善意の場合がほとんどなのだが、中には無知でわがままな患者たちの相談が書き込まれることがある。ただ、それらは「迷惑書き込み」ではあるのだが、誰かを誹謗中傷したり掲示板を混乱させたりすることを目的にしているわけではない。

『あぶない抗がんサプリメント』(福田一典・著)を読んで

『あぶない抗がんサプリメント』(福田一典、三一書房)を読んだ。サプリメント自体を否定するわけではないが、「抗がん」を売り物にするところが問題にされてきたので、そのへんが書かれているのだろうと期待した。で、早速結論になってしまうが、現役医師が、サプリメントの危うさを書いた本だというので期待して手に取ったのに、「まえがき」でいきなり脱力してしまった。

ホーロー製のなべややかんには「赤さび」が出ることがあるがそれが危険かどうかということについて今回は書いてみる

ホーロー製のなべややかんには「赤さび」が出ることがある。それが危険かどうかということについて今回は書いてみる。我が家のやかんやなべ等は、アルミニウムを全く使っていないホーロー製品である。きっかけは、巷間いわれているアルミニウムとアルツハイマー病の関係を心配してのことだった。

福島県立大野病院事件(後)患者を責め立てる不毛な意見に物申す

福島県立大野病院事件。3度目になるが書かせていただく。といっても、あまり思い出したくない過去なので、最初は書かないつもりだったが、Web掲示板で繰り広げられる「福島県立大野病院事件」の一部書き込みに我慢がならず、一言書かせていただくことにした。患者を責め立てる不毛な意見に物申すことにしたのだ。

福島県立大野病院事件(中)ー事件をどう見るか

福島県立大野病院事件について引き続き書く。福島地裁(鈴木信行裁判長)は20日、業務上過失致死と医師法違反罪に問われた医師、加藤克彦被告に無罪(求刑禁固1年、罰金10万円)を言い渡した。 判決では、加藤医師が女性の癒着胎盤をはがした判断と行為について「胎盤をはがさずに子宮摘出に移れば、大量出血は回避できた」としながらも、「胎盤をはがしはじめたら、継続するのが標準的医療。はがすのを中止しなかった場合でも具体的な危険性は証明されていない」と述べ、過失にあたらないとした。異状死の場合、死亡後24時間以内に警察へ届けなければならない医師法違反にも問えないとした。

トモセラピー、効果と適応を調べる

トモセラピーという新しい放射線治療が話題になっている。一言で述べると、患部にのみ放射線を照射するものである。がん治療は正常なところまでダメージを受けるのが共通している。そのため、トモセラピーが注目されているのだ。その効果や適応について、実際に病院に取材をしてみた。今日はその結果について書いてみよう。

判決近い福島県立大野病院事件(前)事件の経緯

判決近い福島県立大野病院事件についてこれから書く。「疑似科学」ではないが、科学と価値(法律や世論)の兼ね合いや連関を見るべき事件であるので、スケプティクスの立場からも一言しておきたいのだ。 世間ではいろいろな意見があるが、あくまでも自分の意見を書いておきたい。

レーシックの問題点、視力回復は?安全性は?

レーシックが流行している。筆者はツカサネット新聞経由でYahoo!ニュースにレーシックを懐疑的に書いたところ、次々反論のコメントが付いた。要するに、レーシックの視力回復の確実性や安全性をいぶかるのはけしからんという意見である。どちらか正しいかはいずれはっきりするだろうが、ここでは改めてレーシックについて書いておきたい。

大槻義彦氏批判は感情的ですか?

大槻義彦氏の言動をこのブログではしばしば批判しているが、天羽優子さんから感情的だとするご意見があるようなので、それに対してお答えしておきたい。失礼ながら、社会から切れた所で仕事をしている人は、同じ立場のタレント物理学者の失言にも鈍感になのだろうと思った。