福島、甲状腺がん増を原発事故の影響とする「過剰診断」

福島の原発事故以来、食材(穀類、野菜、魚)の汚染への懸念とともに、住民に対する差別的な色眼鏡が定着している感がある。つまり、原発事故による放射能汚染で、きっと甲状腺がんや白血病になるだろう、という偏見である。スケプティクスの立場からその問題に一言したい。

『体にいい「ごはんの力」』で8つの食生活チェック!

『体においしい「ごはんの力」 できることから始めるプチ健康的食生活』が、また昨今注目を集めている。食べることの第一義的な目的といえば、生命や健康の維持や成長、身体活動で必要な栄養素をバランスよくとることであるが、改めて健康と食べることについて考えているのが本書である。

『効く健康法 効かない健康法』更に「やってはならない健康法」

『効く健康法 効かない健康法』(岡田正彦著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)という、巷間の健康情報を、著者の考えで改めて○×のチェックを行った著書がある。著者は新潟大学名誉教授。スケプティクスの立場から健康法、健康情報を考えるために参考としたい書籍である。

母乳と粉ミルク、どちらがいいかの真相は……

母乳と粉ミルク、どちらも赤ちゃんが生まれてから口にする大切な栄養源だ。さて、赤ちゃんが生まれて、母乳と粉ミルクのどちらで育てるべきか、迷うママもおられるのではないだろうか。中には、「母乳こそが赤ちゃんの免疫力を高める」などという説もあるが、スケプティクス(合理的な懐疑)に考えると、一概にそうとはいえない。では結論は……

免疫療法の虚実

免疫療法といわれるがん治療がある。人間は免疫によって外敵から身を守り、体内の病気も退治して健康を維持する。病気になるのは免疫力が弱っているからだ。さすれば、免疫力を高めることでがん治療も成果が出せる、という考え方のもとにあるのが、がんの免疫療法である。しかし、それは否定され、また実際に成果もほとんど出ていないのが現状である。ということで、今回もスケプティクス(懐疑者)の立場から免疫療法をみていく。

痛風(尿酸値が高い)はがんにならない、の真相

痛風は痛いが、尿酸値が高いとがんになりにくい、という説がある。根拠は、尿酸には強い抗酸化作用があることらしい。それがすなわち、痛風はがんにならない、もしくはなりにくいという節になるわけだ。しかし、そこはスケプティクスとして考えるといかがなものかと思う。そもそもがんは抗酸化だけがすべてではないだろう。

ら抜き言葉についてこのブログではコメントが未だに入ってくるが午堂登紀雄氏はそのメンタリティを批判的に述べている

ら抜き言葉について、このブログではコメントが未だに入ってくるのだが、そのことと関連して面白い書籍を読んだ。『グーグル検索だけでお金持ちになる方法-貧乏人が激怒する2020年のマネー戦略』(午堂登紀雄、光文社)である。ここでは、「ら抜き言葉」ではないが、ズバリ、筆者がこのブログで経験したやりとりを批判的に挙げている。

『卵を食べれば全部よくなる』と1日3個の鶏卵摂取健康法

『卵を食べれば全部よくなる』という書籍が話題である。佐藤智春氏が書き、マガジンハウスから出ている。『日刊ゲンダイ』(6月24日付)でも、「髪を元気にしたければ1日3個の卵」というタイトルで、佐藤智春氏の談話をとった鶏卵摂取健康法が書かれている。今日はそのへんをスケプティクスに見ていこう。