血液型性格判断一覧

血液型性格判断で保母不在の保育

血液型性格判断には何ら合理的根拠がないにもかかわらず、それを性格調査に用いるこっけいさを書いたが、血液型による性格判断はこうした「お遊び」と「調査」だけではない。かつて、東京都の医師による血液型症候群批判の投書が新聞に載り、しばし論争が続いたことがある(85年8月24日付「朝日」)。

血液型性格判断の採用に必然性なし

血液型性格判断は、もとをただせば70年代の啓蒙本によって様々な影響を及ぼしたといわれている。たとえば87年には、化粧品メーカーでお馴染みのポーラの付属機関の研究所が、首都圏に住む会社員の男女約220人を対象に「血液型と性格に関するイメージ調査」なるものも行っている。

血液型性格診断はサザエさん一家まで診断

血液型性格診断が現在の説で普及したのが70年代からというのは前回書いたとおりだ。その熱中ぶりは、以来いろいろな試みとして実践され、また話題にもなった。84年1月にはアサヒビールが、全国の男女一四六四人に「個別面接」で「血液型別飲酒実験調査」を行っている。

血液型性格判断、現在の説は「人間学」

血液型性格判断は、すでに私たちの日常生活の話題や世間一般の意識として、その信憑性は別として乗りに乗った扱いを受けているというのがわかる。日本で血液型と性格の関係に最初に言及したのは原来復という医師であり、「流行」させたのは東京女子師範学校(現お茶の水女子大)の教授だった古川竹二である。

混迷政局は血液型性格判断から始まった!?

血液型性格判断について続けよう。「ぼくは血液型がO型なので、人間関係は開放的、みんなの長所をみておつきあいしようとしている」。これは94年1月26日付の「VIEWS」という雑誌のインタビューで、新党さきがけの竹村正義代表が「犬猿の仲」といわれる新生党の小沢一郎代表幹事との折り合いについて尋ねられ、血液型診断による「舵取り」ぶりを披露している一節である。

血液型性格判断は政治にも使われた

血液型性格診断。今や私たちのコミュニケーションには欠かせないツールになったらしい。「あ、あなたA型でしょう」「ああ、やっぱりそういうのはB型のタイプなのヨ」。日常の会話の中で、そんな一言を耳にしたり、もしくは聞かれたりする経験がもう何度となくある。たいていの書店には当たり前のようにそれらに関する本が並び、雑誌でも血液型ごとの所見にお目にかかることは少なくない。

血液型診断がまた取り沙汰されているが……

我が国では、血液型で性格や職能や人間性を判断するという、面妖な人間判断が根強く信じ込まれている。血液型というのは、血液中に4通りある赤血球の抗原タイプをあらわしたものである。血液型は骨髄移植でも変わるし、最近ではアメリカ・ハーバード大などの国際研究チームが、AとB、AB型の赤血球を、O型の赤血球に変えることのできる酵素を開発したというニュースもある。

「読売新聞」の記事で言いたかったこと

『読売新聞』(6月14日付)で、「血液型 もはや『個性』」という記事が出ている。「B型自分の説明書」という自費出版の本が50万部売れたことをうけて、「どうしてだろう」と問う内容だ。そうした記事につきものの「識者の談話」で、光栄にも筆者が出ている。今回はその談話について補足してみたい。

あなたは、これでも血液型で人を判断しますか?

血液型というのは、血液中に4通りある赤血球の抗原タイプをあらわしたものである。血液型は骨髄移植でも変わるし、最近ではアメリカ・ハーバード大などの国際研究チームが、AとB、AB型の赤血球を、O型の赤血球に変えることのできる酵素を開発したというニュースもある。